まことにアヴィディヤー(Avidya:無明)こそは合一より離れて分離に落ち込む第一歩
神智学大要 第4巻「コーザル体」には、昨日載せた目次のように、広範な内容が取り扱われています。その内容は、著者パウエルが多くの書物から要約したものなのです。 ただし、この本の基となった書籍が、全面的に正しいわけではありません。参考書籍がレッドビーターやアニー・ベサントですので、あくまでもレッドビーターの見解がこうであるということです。スッバ・ローやブラヴァツキーの書いたものではないことは注意すべき点です。全面的に信頼していい内容ではありません。このことは特に第4巻と第5巻に言えます。
アニーベサントは以下のように書いています。
「まことにアヴィディヤー(Avidya:無明)こそは合一より離れて分離に落ち込む第一歩であり、それが減ずるにしたがって分離も減じ、ついには消滅して永遠の平安が回復するのである」
書籍自体は、表現の仕方や、著者のレベルによって、限界がありますが、知性面での探求の助けになります。第4巻「コーザル体」には、そのための足掛かりとなることが多く含まれています。
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