『新現代養生訓(増訂版)』木村裕昭著より 人間的成熟について

 『人類が、他の動物と決定的に異なる性質は、社会性であるという点を繰り返し申し上げてきました。 社会を構成し、社会の一員として、社会に役立つことが、人間の生きる条件だといえます。そして、社会に適応するだけでなくて、社会をよりよく進化させることが、人間性と言われる特質でもあります。 その特質を十分に発揮できるもの、すなわちその属する社会、環境の中で、周囲に良い影響を与えること、たとえば人々に積極的に生きる意欲を見出させたり、混乱を是正し安定の正しい方向に導くことのできる立派な指導的な人柄を古来「仏」「救世主」と呼んでいます。このような意識でもって、周囲とかかわり合いを通して社会に良い影響を与える特徴を、人類は長い道のりをとおして養い培ってきました。だからこそ、人類はここまで発展することができたのだともいえます。 』

『新現代養生訓(増訂版)』木村裕昭著171ページより 

https://www.amazon.co.jp/dp/4772912924/ 


人間の心の奥底には、社会に貢献しようという傾向が生来的に埋め込まれています。社会性は人間に生まれたということとセットです。人類としてのグループ意識の芽は、誰の心の奥にも存在しています。  

秘教占星学のホームページ

一般的な占星学から、秘教占星学まで、幅広く取り上げていきます。