東洋の占術と西洋の占術、時間と空間
東洋の占術では、必要に応じ、十二支を順に巡らしたり、逆旋させたりして、占断します。八字では、立運の立て方にそれが出てきますし、九星盤のなかでも干支と九星の飛星の順序が ケースバイケースで、変化します。
西洋占星術の中では、基本的に12サインを逆旋させませんが、私の占星学講座は、こういったサインの逆旋は常用します。
そのほうが有効で、実用的だからです。
基本原理としては、ホロスコープとしてのクロスの建て方によって、チャートを書き分けます。
そして、東洋でも、西洋でも、そういったチャート、命盤という空間の中を、時間が進行すると考えることは共通しています。
抽象的な言い方をしますと、空間は新しく生み出すことができます。複数重複して存在が可能です。(現代科学でもこのことは言われています。)
一方、時間は基本的に単一です。切り離された時間と見えても、それは一つの時間の断片です。
神秘学の中で、三次元から次元が上がると、初めに消えるのが、空間で、その次に時間が消えるとされるのが、そういった事情を指しています。
空間を時間に変換すること、その変換の方法と時間への変換するスケール設定、ここに鍵が必要です。
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