「健康塾」木村裕昭著 「12.キタキツネ物語」より

「健康塾」木村裕昭著 「12.キタキツネ物語」より  

『すべてのものは、個々の働きが終われば滅びますが、その働きは永遠に伝えられるのも法則のしからしむるところです。 

いずこからもなく現れ、ある働きを成し遂げていずこともなく去っていくものの中に、自然の与えた生命の秘密が隠されていて、伝えるものと伝えられたものの間に生命が交わされて「情報」が「遺伝」し、いつのまにか種属を進化させ育成する存在の働きを知らねばなりません。

 遠い、太古からの「時」の流れを流れ来たり、そしてはるかな未来にまで流れ続ける人類という名の生命の大河にひそかに溶け込んで、ともに流れを下る偉大なる存在があります。

 いつも人類と共にあって、どの世紀にも必ず働いてひそかにその時々の個々の精神に感応し、人類意識に影響を与えて流れを修復し、ひそかに立ち去るところの「時」を超えた大いなる存在のかげを私たちの潜在意識は知っているのです。』 

「健康塾」木村裕昭著(創元社発行)12.キタキツネ物語 67ページ 


円環のように物事は繰り返されますが、その円環が連なって、鎖状に物事は進展していきます。直線的な動きは進化の中にはありません。こういった構造の中にその中心を流れる「天の意思」というようなものが存在しています。循環の法則の背後には、その動きを見守る存在がします。流れを乱すようなことも起こりますが、そういうものも最終的には、法則のなかに収束していきます。 

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