「宇宙の車輪」という伝統的なイメージがあります。

「宇宙の車輪」という伝統的なイメージがあります。中央は宇宙の究極の真理を象徴していて、 周辺は、より周辺的なイメージ・象徴として表現されるものです。周辺的ですが、中央とスポークでつながっています。人間の進化は周辺的なところから出発して、中央にいたると考えます。 

 このことは各種の学問にも同じようなことが言えます。全体性を備えた占星術の体系とか、科学の体系、経済学などを中央に置くと、その体系の様々な段階のあらわれがその周囲にあるという形です。 

 問題なのは、中央から分離して、周辺的なことだけのものが出てくることです。 

書店でよく売れている書籍にそんなものが含まれています。株で何億円稼げるとか、エセ科学の本とか 部分的な要素だけで占いする本とかがそんなあらわれです。 

そういったものは中央とのつながりを失っていますので、結局、人々を迷わせるだけになります。