ホロスコープの中で、地球上の位置により、黄道上の位置が変わるポイントと変わらないポイント
ホロスコープの中で、地球上の位置により、黄道上の位置が変わるポイントと変わらないポイントがあります。
惑星の位置は、日本からみても、イタリアからみてもほとんど同じです。このくらいの差は誤差にしかなりません。惑星までの距離がとても遠いからです。
しかし、アセンダント、ディセンダント、ヴァーテックスなど占星術上のアングルと関連するポイントは、地球上の位置が変われば、変わります。そのため同じ天文事象でも、アングル上の位置は、場所によって異なります。 あらためて列挙すると以下の通りです。
黄道上の位置が変わるポイント:アセンダント、ディセンダント、MC、IC、ヴァーテックス、パートオブフォーチュン(幸運点)、パートオブスピリットなどの「パート」。
変わらないポイント:惑星、小惑星などの天体、ノースノード、サウスノード。
自説に合わすために、トリックを用いて以上のことを隠してしまうアストロロジャーがいるので注意が必要です。つい先日も行われていました。新しい感性を持った若い人がとても良い着眼点をもって質問したのですが、教師のアストロロジャーは土星が強い人ですので、さっそくトリックを用いて、型にはめていました。
トリックの用い方はとても参考になりました。特定のところに注意を向けさせて、全体観をなくしてしまうという方法でした。視野は広くもって、しっかり検証していく態度が重要という教訓ですね。
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