空間のエネルギー
ディラックの理論が、結果的に陽電子の存在を示したのですが、このディラックの理論の先に、粒子と反粒子の対消滅が実際に起きていることの証拠が実験的に確かめられました。
さらにその先に、物質が存在しない空間そのもののエネルギーの話にまでつながっていくのです。
通常は何もない空間は、なにもエネルギーがない状態に思えますが、現在の科学では、空間自体にエネルギーがあるということになっています。それもすごいバランスの上に成り立っているのです。
20世紀以降の物理学の進展は、それまでの固定観念を打ち壊すような内容を含んでいます。
19世紀後半からは、物理学だけでなく、心理学、哲学、美術などでも、それ以前とは、地続きでないような変化が起きています。
0コメント