旧観念、旧思想の解凍

クルト・レヴィンはアメリカの心理学者であり、心理学や組織に関する領域で大きな貢献をした人です。 


 クルト・レヴィンの主張の中で「解凍=混乱=再結晶」のモデルがあります。 これは組織的、あるいは個人的な変化を引き起こすうえでの三段階をいっています。 

何か新しいサイクルに入る時に、すぐに新しいことが始まると、単純に考えてしまいがちですが、 クルト・レヴィンの主張では、そうではなくて、「解凍=混乱=再結晶」の三段階を経るという主張です。 


占星学講座の中で、人間の行動の九つのプロセスについて説明していますが、九つのプロセスの最初の部分に、 この三段階のモデルが当てはまります。 

「解凍=混乱=再結晶」のモデルは古いものが過ぎ去らないうちには、新しいものが始まらないということです。 

旧観念、旧思想を握りしめたままであれば、何も変わらないので、最初はそういったものを「解凍」する段階が 必要になります。


今の日本の社会の閉塞感は、古い観念、旧思想が解け切らないので次の方向性が打ち出せないことにあるように思います。

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