紫微斗数について(中国の占星学の一つ)

紫微斗数で参考になる本に以下のものがあります。 

「紫微斗数実占ハンドブック」椎羅著 


 星曜派とか三合派とか呼ばれている紫微斗数の流れの判断方法に準拠した内容です。 星曜派は日本では鮑黎明先生の著作が以前出ていました。私は鮑黎明先生の本を35年ほどまえに愛読していました。


紫微斗数は八字に比べるとわかりやすく、それでいて深いものがあり、興味深い体系であると思います。 七政四余や西洋占星術は実星(天文としての惑星)を用いますが、紫微斗数では虚星(イマジナリースター)を用います。 


「紫微斗数実占ハンドブック」では110個の星の象意、属性がまとめられています。一般書よりもより詳しくまとめられていて、参考になります。 命盤は基本パターンが144個あるのですが、この本ではそれぞれのパターンがもつ12の宮ごとにコメントが書いてあります。 


紫微斗数の星は決まった法則で、星の位置が決まります。それを出すために必要な諸表はこの本でわかるようになっています。格局が形成されている場合には、それも明示しています。 


 新暦と旧暦の変換のための万年暦は本書の巻末に収録されています。それですので、基礎的なことを入門書で知った後は、この「紫微斗数実占ハンドブック」さえあれば、星曜派の鑑定のための必要なデータはそろいます。 


 紫微斗数の良書に天乙上人著「斗数真訣(全六巻)」という本もあるのですが、現在この著作は入手困難になっています。その点、この「紫微斗数実占ハンドブック」はまだネット上で購入できるので、入手できるうちに、手に入れたほうがいいです。 

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