古典の中の記述と事実上の適用について
東洋占術で、よく言われていることのひとつに市販本に書いてあることは、ほんの初歩的なことであるということです。
その技術を本当に知るには、市販の本ではなくて、熟達した導師から伝えられる講義、そして授与される手書きのノートやテキストであるといわれています。師匠の手書きのものしか信用されないのです。
さらに古典的な文献の中にはあえて、正しく伝えていないものがあるということが、そういった世界の中では 周知の事実です。市販の本は最初の入り口に過ぎません。
(中華系占術の世界は土星の影響下にあります。そのため伝統的であり、段階を踏んだ道が提示されます。)
西洋系でいうとタイプライターで書かれた講義文書などがそれに該当します。
(2000年以降は、PCの発達により、西洋系は昔ながらのタイプライターではなくなっています。)
以上のような事情があり、古典の中の記述と事実上の適用には、知恵が必要になります。
さらに普通に考えても、東洋の古典の中の記述はその時代の社会制度・価値観とその時の国民性が反映しています。現実的な適用には、それを現代的な視点で説明する必要が出てきます。
(西洋系はトリッキーな方法で内意を隠すことが多いです。)
以上のような事情を踏まえたうえで、各占術の原理が、七つの次元の中でどこの原理に相当するのかを知る必要があります。
アストラル次元の形姿は強く働きますが、アストラル次元のものは時間の制約の中にいることを知る必要があります。 アストラル的な形姿と「数」「形」「調波」「色彩」は成り立ちの次元が異なります。
古典が書かれた当時の事情と法則として別の次元に働いている原理とは、見分ける必要があります。
東洋、西洋どちらの占術であれ、それを運用するためには、知性が必要です。
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