宇宙の時間
日付の法則、定められた日付ということがある種の教えでいわれることがあります。 人間は成長するなかで日常的に時間厳守という訓練をされていきます。特に小学校に行くようになると、自分から時間、日付を意識して動くことが求められてきます。
こういったことの背後には知性の発達と関連があります。計測したり測ったりするのは、人間の知性の働きの一つであり、意識のなかで物事の動きを追って、時間に合わせるためには、自分をコントロールする知性と意志が必要になり、その訓練を時間厳守の中で行うことになります。
この訓練は個人的な範囲にとどまらず、自分よりも大きな存在における時間のルールがあります。会社全体、学校全体がもつ時間のルールがあります。個の都合よりも公的な時間を優先することにより、公的な意識、グループ意識が芽生えます。 個人的な自己をコントロールしたうえで、公的な要求にこたえることで、グループとしての活動ができます。
こういった社会的な時間からさらに上の時間があります。ここからが秘教や密教が言ってきている時間になります。法華経で説かれるような無限ともとれるような時間の広がり、または時間すら超えたような金剛頂経の世界もあります。
個を超えた遠大な時間の中で生かされている自分、こういった日常を超えた遠大な時間を感じる感覚は「魂意識」とつながりを持ちます。
ソウル セルフ-エピグノシスには時間がないとされていますが、現在のパーソナリティと真我であるソウル セルフ-エピグノシスとの違いの一つは、時間間隔の違いとしても現れます。 人間は生きるときに日常的には時間の中にいますが、時間に縛られることのない(ヨハネ福音書でいうところの)『永遠の命』を内的に持つことができるのです。
こういったことのためにも、日常のエクササイズが重要になります。キリストの14のステーションを象徴する形体を視覚化するなどが一生の助けになります。
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