思想・哲学と占術
占術のテクニカルな面については、何かの思想がなくても、問題なく習得することはできます。
しかし、一定線以上のレベルを修めるのであれば、精神的な支柱、哲学的な軸が必須であるといえるでしょう。
たとえば、紫微斗数の欽天四化派であれば、欽天四化「仏学である」という思想が根底にあります。 その視点から、命盤を読み解くことになります。
インド占星術ではインドの思想に結び付いた生き方があります。
インド占星術のラオ先生は極めて高潔な生き方をしています。
良識あるインド占星術の実践家ならば、生活にインドの精神性を体現しているので、あからさまな詐欺の投資案件にひっかかるなんてことはありえません。
(本来の意味においての)「オカルティズム」にもとめられるintegrityや倫理も、以上の話の延長線上にあることです。
アリスベイリーの「新時代の弟子道」で各弟子に明かされた光線構造は、各人の個人のホロスコープと結びついています。ただしこのことは、明らかにされていません。
なんちゃってで、人の光線構造をホロスコープから適当に言っている人がいますが、それは「新時代の弟子道」で言われているのものと全く異なります。
それは別のレベルの中で、伝えられるものです。
それぞれの体系の学びの一定線を超えた世界は、密教の世界であり、必ずしもすべての人が触れるものではないということです。
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