「神智学大要」第4巻コーザル体でのアンターカラナの説明
『高我すなわち魂と低我との間には常に繋がりすなわちコミュニケーションの線があり、これがアンターカラナと言われるものである。このサンスクリットは内在の器官あるいは器具を意味する。H・P・ブラヴァツキーはそれを下生している間中の高位マナスとカーマ精神との間の繋がりとかチャンネルとか橋とか言っている。低位マナスを通してカーマ精神を高位マナスに結び付けることのできる人の場合、その低位マナスが純粋であって欲望に汚染されていない場合には、それをアンターカラナといっている。』 「神智学大要」第4巻コーザル体(たま出版版)218ページ
アンターカラナについて「神智学大要」第4巻には以上のように説明されています。
魂と低級我との懸け橋であるアンターカラナの科学は、エソテリックな教えの重要なテーマです。
「神智学大要」第4巻には、レッドビーターの主張である第5根人種と第4根人種のことが色濃く反映しているため、その後、アンターカラナに関する説明で、人種での差を述べています。
実際には、物理的に存在している「人種」よりもその人個人の意識のありよう、個人ごとの認識の差による重心の移動の在り方が高次の自我とのつながりを決めていきます。
「神智学大要」は割と詳しく説明しているのですが、H・P・ブラヴァツキーからの引用以外はレッドビーターの主張が色濃く反映しているので、読むときに識別する必要があります。
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