ヤコブベーメによる善と悪の考察と東洋での考察の類似点

以前取り上げた話題に、ヤコブベーメによる善と悪の考察があります。善なる意志により無から創造されたとすると、なぜ悪が存在するのかという問いについて、ヤコブベーメは宇宙の成り立ちから説明しているという話ですが、同じことを東洋思想でも問題にしたながれがありました。そのときは「理」と「気」の二つの概念のなかで、説明しています。 

両方に共通するのは、考える論理の中に階層性を持たせていることです。階層性がないと考えがあまりに平坦になって、考察ができなくなります。

人間が考えることですから、言葉が違っても、東洋でも西洋でも同じことを、類似した方法で考えるという例になっているのが面白いところです。 

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