ギリシャ神話のアトラスが象徴するもの

昨日、紹介したギリシャ神話のアトラスが担っているのは、天空であり、そしてアトラスは地の上に立っています。 アトラスは天と地とをつないでいる役割を示しています。 

C,F,Mでいえば、アトラスはMの位置です。 

「エネルギーは思考に従う」の法則をC,F,Mの見地から占星学初級講座のなかで説明しました。 これとも関連して、アトラスは天意を人を通じて、地に行うという象意です。 


へスぺリデスの黄金の林檎のシンボリズムはいろいろに考えることができると思います。 ここでいう林檎は必ずしも、今我々が林檎といっているものと、同じではないようです。オレンジである可能性をブルフィンチは書いています。 

果実ということで示されているのは、球体であるということです。球体は完結した完全性を示しています。果樹には、多くの果実が生りますが、それぞれの果実の中に一つの世界が封じ込められているのです。そして色彩は金色ということで、豊かさを示しています。 

アトラスは天空を担うことで、その林檎を最終的に手に入れるわけです。天地人をそろえることで、最終的に豊かさ、具体的な成果を得ることになったわけです。 

ブルフィンチの『ギリシア・ローマ神話』では、リンゴがあるのは西方のへスぺリデスの島であるとしています。「西」と出てくるのが、東洋思想の後天定位盤と呼応するようで、興味深いです。 


 <8月に行われる講座> 

『視覚化行法 特別講座 天地人三才の架け橋行法』 

ーーアリスベイリーのグループによるグループ瞑想と浄化のテクニックーー 

8月26日(日)午前10:00~から講座を行います。

詳しくは以下のページを見てください。 

 https://kokucheese.com/event/index/529092/