ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学

 「これを広く解すれば、通常の言い方における特に哲学的な問題ということになろうが、それは単なる事実の全体としての世界を超えている。」フッサール著「ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学」25ページ 


 実証主義的な学問とそれ以外の理性による認識を含んだ学問との違いが、この言葉のなかに現れています。 

部分の総和が、全体とイコールになるという考え方と、理性を含んだ観点とは異なってきます。 

実証主義的な学問のなかにも、これに近い現象はありますが、「理性による認識」を含むことで、世界の広がりが出てきます。 

 フッサールの問題意識が良くわかるのがこの「ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学」です。現象学で言っていることの始点にある問題意識がわかります。

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