宇宙の火とメンタリティ
「火」が象徴することは非常に重要です。以下は、以前の記事ですが、再掲載します。
アリスベイリーの著書に「宇宙の火に関する論文」があります。(邦訳の試案がAABライブラリーから出ています。)
「火」とは密教的には、人間の中の「精神力」、「メンタリティ」として現れます。 人類は今の時点では、知性が進化のテーマになっています。家庭、職場、国際政治のなかなど、それぞれの次元、場の大小にかかわらず、意見調整、利害関係の調整など課題解決が求められて、知性を試される場面が多くあります。
それぞれの場面でどのように問題解決をするのか、どのようにメンタリティを働かせているのか、そのメンタリティによって、その人がどの意識空間に属しているのかが、明らかになってきます。それは価値観ともつながっています。
しかし人類は、知性がまだまだ未発達であるため、知力の意味が間違ったイメージでとらえられています。真の知力が働いているときは、そこには神性の反映の第1アスペクトである「意志」が反映しています。その反映があるから、一心集中することができ、自分の現在のパーソナリティをコントロールすることができます。
「火」に天的なイメージがあるように、本質的な知は個人的なものではなく、天与の力です。 固定化した知識を繰り返し、引用することだけに終始した職業的セミナーや会話は本来もつべき理解力や直観力に達することはありません。
個々人の中に内在する「火」を顕現させることが、パーソナリティの目的です。火がパーソナリティを通して、物質界に現れるとき、「火」の活動の方向性、特質、可能性が天地人の三つのホロスコープのなかに徴として現れます。
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