秘教占星学と公開文書
秘伝といわれるものがありますが、これはひとによって受け取り方はさまざまです。何も隠されていないものを大多数の人が誤解することから、本当に秘されているものまであります。
大体、以下のようなケースがあります。
1.公開されていながらも、その内実に一般的な理解力では到達できないケース
2.公開されている内容にプラスアルファしなければ実運用できないようになっているケース
3.公開されている内容は仮であって、本当のところは著者から読み替えのためのキーを受け取らなければならないケース
聖書にいろいろな読み方があるようなことともこのことは並行します。
新約聖書にはあからさまに書いているのですが、意図が読み取れないというところがあります。
武道系では最初の技の中に最高の秘伝というような話は一番目の話です。武道系の教範の本では、2番目、3番目がよく行われています。
光線論でも以上のことは同じことです。
あっちこっちにあることを切り貼りしたうえで、思い込み+書いてあることへの誤解もあわせて、でできあがったものの例としては『占星学教室 ミトラ教の秘教占星学』という本があります。天地人の三盤の存在を知らなかったという著者による本です。 ごく通常の読解力もないとこうなってしまうのかという内容ですが、これでは、文章の内奥にあることに到達することはありません。
思い込みと決めつけで、論じても無意味な分野です。
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