西洋の四大元素と東洋の五行思想
中国で始まった五行の考え方では土行の扱いが、難しいところがあります。
今の段階では、推命学などでは、火行によせたり、水行に寄せたりします。四柱推命では一般的に火行によせた方式が採用されています。
十干十二運と五行十二運の違いは、この火行によせるのか、水行に寄せるのかの違いです。
十二支でいうと、丑、辰、未、戌の四支は土行に分類されますが、それぞれ別の五行が二つづつ含まれていると考えます。
変化ということを捉えるためには、動的な分析手法が必要です。まさにこの「変化」という性質と土行とは結びついています。時間的な移り変わり・切り替えの期間が「土用」であり、空間的な場の切り替わりにも土行が関連します。
西洋のオクターブの法則、オクターブというのは数の「8」の意味を基にした言葉ですが、「8」にはいわゆる土行の性質が備わっています。
つまるところ、五行の考え方は変化法則に重点があるといえると思います。考え方に東洋的な循環論が反映しています。
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