北斗七星と七光線
占星学初級講座の2番目の講座の時にハウス分割の多くの方式の違いを解説している本を紹介しています。この本の中では30種程度のハウス分割の方式を図や数式をあげながら説明しています。
この本はイギリスの占星術協会の占星術コースの副読本に指定されている本ですので、西洋占星術の必須の基礎知識に相当します。
この本の中では、地球から見た天球をどのように分割するのかにより、ハウスシステムが異なるということを説明しています。
大きくは、時間的に分割するのと、空間的に分割するのと2系統の方式があります。 空間的にみれば、天球は北極からの軸を中心に回転しているように見えます。
北側の北極星を指し示すように見えるのが北斗七星であり、南側には南斗六星が位置しています。
紫微斗数で使われる星の紫微星は北極星であり、大熊座の中の北斗七星は東洋の呼び方では貪狼、巨門、禄存、文曲、廉貞、武曲、破軍と呼ぶ七つの星です。
南側に位置する射手座を構成する南斗六星は、天府、天梁、天機、天同、天相、七殺から成り立っています。
以上の星の名前は、紫微斗数を使っている方にはおなじみのものです。
アリスベイリーの本にあるように、大熊座はとても重要な星座になります。
七光線を象徴する北斗七星は大熊座の中にあります。
最初のほうで言及したハウスシステムの原理のなかででてくる《軸と回転》の図、これは地球の自転の動きです。それと恒星のレベルである、北斗七星は、異なったレベルですが、異なっているからこそ、天地間の相関関係がそこに存在しているのです。
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