紫微斗数のシステムを考える
紫微斗数のシステムで紫微星の位置を決めるのは、数の法則ですが、四化星の位置を決めるのは、 紫微星の位置を決める法則とは別の方法になっていると考察している本があります。
そうであるならば、紫微斗数の命盤の中の星は、複数の原理・由来から成り立っていることになります。 命宮、身宮の決め方は西洋占星術の知識のある人には、比較的理解しやすいものです。
以上のように、紫微斗数のシステムを考えると、天文現象を一部反映しながら、複数の由来を持つ虚星(イマジナリースター)を配しているという不思議な体系であるということです。
天文現象を主体にしたホロスコープよりは、より象徴性を増したものが紫微斗数の命盤です。
しかし、複数の由来を持つ虚星が複合しているという成り立ちから、紫微斗数の命盤には誤謬が入り込みやすいのではないかと思います。今後、問題点が正されていきながらも、時代に合わせて進化して体系であると思います。
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