占術と思想

占術には判断システムがあるのですが、それと思想との関連を言う人もいます。 


 人間の想像力が過剰であるが故に起きてくるものです。 


 易の世界では、易経の本文はかなり「なんだかなあ」という内容です。 

その易経の本文の基になったものは、過去に存在した断片的な文章です。それを寄せ集めて、易経の本文になったことが、 後世の研究でわかっています。 


易経の本文が出来上がったあとぐらいに、その後に書かれた「十翼」が、この本文を拡大解釈していって、一つの体系の基礎を作り、おおよそ今の「易経」になりました。

その後の人々がさらにそれを基礎にして、 その時代背景・他の思想の影響を受けながらさらに拡大解釈して、解釈の仕方に従って、各学派に分かれて、それぞれ多くの文献を作り上げていきました。 


体系化の力を基礎にして、占術自体は成立するのですが、始まりのところを確認すると以上のようなことが、おきています。 

 意味を見出そうとする人間の精神と人間が持つ過剰な想像力に支えられて、世界の中に存在する占術の体系ができていくという原理があります。

それですので、人間の精神、考え方が反映しています。 さらにその時代の観念、時代背景も反映しています。 


時代精神のほうが変わっていくという動きもあります。そこから過去の旧観念、旧思想が抜け落ちていくという流れも存在します。 占術のなかにある「象徴」も時代にあった解釈が必要になります。

このことについては、東洋占術でも西洋占術でも同様です。  

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