リバイ・ドーリング著「宝瓶宮福音書」
リバイ・ドーリング著「宝瓶宮福音書」という書物があります。
水瓶座時代の福音書として、啓示によって書かれたとされる本です。啓示により書かれたとされていますので、歴史的な事実を記したものではありません。 歴史的な記録でなくても、何らかの思想を新しい形で表出するということは、よくあることです。
大乗仏教の経典はすべて、後世の創作ですが、その事実を踏まえても、その経典に書かれた思想はとても価値のあるものです。同様のことがあるということは理解したうえで、この本はみる必要があります。
「宝瓶宮福音書」では、イエスの時代よりも後で成立した考え方を語る人が出てきたりしますが、逆に我々の今の視野の範囲からしてわかりやすくなっています。
新約聖書の4福音書では書かれていないイエスの12歳から30歳ぐらいまでの期間のことが、「宝瓶宮福音書」では書かれています。
インド、チベット、アッシリア、エジプトを訪れたとされています。
この部分かなり創作が入っているように思えますが、歴史的事実としてではなく、著者が語りたいことだけを読み取ればいいと思います。
「宝瓶宮福音書」は日本語翻訳が出ていますので、一つの物語として、読むと面白いです。。
0コメント