コンポジット・チャート

二人の人の相性、あるいはものごととの相性の見方にコンポジットチャートの技法があります。

二つのホロスコープを合成して、新しいホロスコープを作る方法です。それぞれのホロスコープの惑星の位置の真ん中のポイント(ミッドポイント)をとって、それを新しいホロスコープのその惑星の位置にするという技法です。(主張する人によって計算方式が異なります。シンプルに二つのホロスコープ間の中点をとる方法と、時間的、空間的に真ん中を探しだして、その場所、時間でホロスコープをつくるという大きく2方式の考え方があります。) 

去年の講座の前振りで、紹介したのは、アメリカの大統領だったトルーマンとアメリカの建国図とのコンポジットチャートです。天王星、冥王星が緊張状態にあるホロスコープになっていました。大衆の気持ちとの乖離や力を示さなければならない状況を示していますので、そんな緊張状態が、日本への原爆投下ということを引き起こした一つの要素であるとも、考えられます。 

一つの状況判断に、コンポジット・チャートは活用できる可能性があります。ただし通常のホロスコープと異なって、12ハウスの象意が生かせなくなっていますので、その点は注意です。 (私の講座で行うような詳細なハウス分析が適用できないという意味です。)


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