惑星の位置の分析技法
昨日の記事では、通常行われている心理占星学は、各エレメントに惑星がいくつ入っているかによって、心理学的なタイプを推定することを書きました。
四つのエレメントにいくつ入っているかによって、どの機能が優位であるかを推定します。
例えば火のサインに4つ、地のサインに2つ、風のサインに3つ、水のサインに1つとすると火のサインが優位になったと考えて、直観タイプと考えるということです。
このとき太陽と月にほかの惑星よりも割り当てる数字の配当を大きくし、重みづけをすることがあります。 (重みづけのポイント数の考え方はその占星術の方式によって異なります。)
一方、私の占星学初級講座では、惑星のレベル分けに従い、各惑星に配当する数字が決まっています。(惑星へ配当する数については、標準値のまま合計すると数秘術的な数になるように設計されています。) さらにサインだけでなく、ハウスに対しても分析を行います。サインとハウスともに、そのサインまたはハウスのどの位置に惑星が入っているかによって、惑星に配当する数を変えます。 サインとハウスそれぞれに各惑星の位置にしたがって数を配当します。そして、サインでの配当とハウスの配当の各要素を対比させます。
そうすると、両者には違いが大きく出るところ、または違いの少ないところが出ます。 この分析をすることで初めて見えてくるものがあります。このとき、乖離が大きい要素が重要なポイントを教えてくれます。ここが通常の占星学で見落とされているところです。
サインで大きい数がでて、ハウスでは小さい数が出た時、また逆にハウスで大きい数がでて、サインで小さい数が出た時、それはそのホロスコープを鑑定する時に重要なポイントになります。
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