構築され補強されたパターン認識の危険性

『容易に「わかる」ことは、過去の近くの枠組みを累積的に補強するだけの効果しかありません。本当に自分が変わり、成長するためには、容易に「わかった」と思わず、相手の言っていることを傾聴し、共感することが必要になります。』 

山口周著「ニュータイプの時代」295ページ 

 人の言っていることの表面的なところで、安易にわかったつもりになるということが良くあります。

そういうレベルのコミュニケーションは双方にとって良くありません。 

特に過去の文献を読み解くときに、このことがよく起きているのを見かけます。 

「パターン認識」は効率化のために必要なこともありますが、固定観念で物を見ているので、新しい事象が含まれた事柄は理解することができず、自分が変わる機会を逃してしまうことになります。