北天の時計、北斗七星

アーサー・M・ハーディング博士の著書「天文学」のなかの北天の時計という章に以下のようにあります。 


 『最後の星座である大熊座は24時間で北極星の周囲を一回転する。だからこの星座は決して壊れることもなく手入れをする必要もない。それでいて常に絶対正確な時計の役目を果たす。天文学者は、月と日さえわかれば、この自然の時計を使って、誤差はほんの数分という正確さで、時間を計ることができる。北斗七星は、北極星の真下に来るのが正しい位置であって、六時間後には柄杓の柄の先を下にして北極星の東側に立ちあがる。12時間後には北極星は裏返しになって北極星の真上に来るし、18時間後には頭を下にして北極星の西側に立つ。』 


 文章に少しおかしな表現を含んでいますが、卍が天に描かれていることの説明になっています。 この説明のように北斗七星が一日の間の回転でも卍を描きますし、一年のうち、例えば2月、5月、8月、11月に同じ時間に北斗七星を観測すると、北斗の位置が90度ごと、回転するように観測できます。


 卍の形の説明の一つの方法は以上ですが、卍の四つの腕が示す四つの根源エネルギーの考え方が先にあって、以上の説明になっています。