エメラルドタブレットのなかに「上になっているごとく、下にも」という言葉があります。

エメラルドタブレットのなかに「上になっているごとく、下にも」という言葉があります。この言葉に関連して、「魔法入門」バトラー著のなかに以下のようにあります。


『「上」とは実在のことであり、「下」とはその実在の表現であって、それ自身の様式を持つその真なる表現であり、照応物なのであるが、実在そのものではない。 「下」とは必然的に不完全なものであるが、しかし全体者すなわち「上」のものの一つの局面である。したがって現象世界のある作用は「上」のもののある局面を持った真の照応物であり、意識層に結び付き、「宇宙エネルギー」、いいかえれば「神の恩寵」を通してみなぎろうとする。』 「魔法入門」バトラー著150ページ(出帆新社版) 


 西洋系の視覚化エクササイズでは、この上と下の照応関係の原理が応用されているところがあります。 

新約聖書のなかでは「神の国」などの言葉で、「上」の世界を言い表そうとしているところがあります。 


 この上と下の照応関係の原理の次の序列に位置する法則は「エグレゴレ」の原理です。 


 易経のなかにある四重にしくまれた暗号、「開運のキー」は一番目の法則によっている上で、段階的な変化を示しているという特徴があります。また一部には、「エグレゴレ」の原理により働くところもあります。今につたわる「易経」は成立のプロセスを正しく認識することで、以上の法則と関連した易経の読み解き方、適用の仕方があります。 


 洋の東西にかかわらず、上と下の照応関係の原理と「エグレゴレ」の原理は、確かに伝えられています。  

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