編集によって組み込まれた叡智

プラトンのティマイオスに書かれていることは、歴史的な対話記録なのではなくて、プラトンが傾倒していたピタゴラス学派の世界観を登場人物に語らせています。プラトンが編集作業によって、ピタゴラス学派の叡智を織り込んだともいえるでしょう。 


 易経に書かれた各要素の成立過程は長年言われてきた成立順序と、最近の研究によって判明した歴史的な事実は異なることは、先日述べましたが、この文献で注目すべきところは、その編集の中に隠された叡智です。 


六十四卦とそれぞれの爻辞の順序を巧みに編集することで、暗号のように、その意図を織り込んでいます。易経の編集作業によって残された叡智は実際問題として、活用ができるものです。停滞したものを変化させるための鍵が仕組まれています。

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