「体」と「用」の法則と西洋占星術の5レベル
劉伯温の著書に説かれている東洋占術の有名な理論に「体用」があります。
断易で「用神」の選定が大切な要素ですが、「用神」があるのだから「体神」もあります。
「体」と「用」という視点は東洋占術では、とても重要です。
九星術でもこの点がわかっていないと、しっかりした判断はできなくなります。
八字(四柱推命)でも「用神」が極めて重要な要素です。
八字の用神取用法には「調候」「通関」などの方法があります。(鮑黎明先生の著作に論じられています。)
私の講座の中で、「体」と「用」の法則について、各占術での比較をしたことがあります。 そのなかには東洋占術だけでなく、西洋の占星術についても、同じ視点で解説したことがあります。
ただ東洋と異なるのは、ホロスコープを構成する要素を5レベルに分類したうえで、「体用」の視点をもつところです。
原則として、上位が下位を支配すること、これが成立する時、実際の力は下位から発生するということです。
これは上位が「体」の位置にあり、下位が「用」の働きをするからです。
占星術講座のなかで、大きな成功をした人のホロスコープでこのことを検証しています。
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