アリスベイリーの「秘教占星学」と「時間」の問題

一般的に時間は直線的であるように考えられています。しかし、昨日の記事で書いたように、人類の歴史は、直線的ではなくて、突発的な変化や離れた時代の再演のようなことも同時に進行します。 

占星学的には、一般的な西洋占星学のトランシット、プログレスは、感受点の位置の算定基準が異なるだけで、直線的な時間の観点を継続していますが、異なった二つを並行することでプログレスが示す時間を反映させています。  


ところが私の占星学初級講座のなかで、すでに不連続な進行の見方については扱っています。連続と不連続の対比で複合させて考えるという方法を個人のホロスコープのなかで行います。 

歴史の積み重ねの部分は、占星学的な要素では「サイン」「星座」が受け持っています。 時間の多層構造についての認識があるかどうかで、人間の思考の深みが異なってきます。  


時間の問題については、アリスベイリーの「秘教占星学」に書かれています。以上のような観点で読み直すと発見があるはずです。