二元性と三元性の法則

「しかし人間自身に関して言えば、二元性と三元性の法則に関する彼の理解は実際的な形で表しうる。つまり自己の内部で、これらの法則を理解してしまえば、いわば二元性と三元性の法則は、自己認識への途上における自分自身との果てしなき戦いの進路においてのみ現れうるのだ。」ウスペンスキー著『奇蹟をもとめて』436ページ 


 宇宙の中にある法則は人間の中にもあります。実際に体験するのは、人間的な体験としてです。「やるやらない」「好き嫌い」の二元性はすべての人が体験しています。原理的にはプラスとマイナスですが、人間の行動としては、感情的なレベルでは、好きで引かれるか、嫌いで反発するかという形で出てきます。また目的をもって前に進もうとすれば、押しとどめようとする力が反対に働きます。この二つの力の間の調停のポイントを設定することが必要になります。 

数のシンボリズムの基礎はこういったところにあります。二元性を超えて進むことによって、五芒星、六芒星を自分自身の中に打ち立てるということを数の象徴と形が示しています。  

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