昨日のビブリオバトルで取り上げられた紫微斗数本などあれこれ

 昨日のビブリオバトルで取り上げられた紫微斗数本があります。 

斗數精華活盤應用 鍾直霖著 瑞成書局(民72)と紫微斗数新詮 慧心齋主著が良書として紹介されました。 


 斗數精華活盤應用は絶版のようです。紫微斗数新詮は、現在も入手可能です。  

紫微斗数新詮では星曜の特質について説明しています。特にこの本の特徴は、似通った特質の星を比較して、意味の違いを示していることです。 

巨門と文曲の違い、両方にある「口才」の意味の違い、「財」の意味があるのはどっちかなど、それぞれの星の特性をより際立たせています。 

紫微斗数新詮は確かに良書であると思います。 


 北派の紫微斗数で、日本で出た本で、「チャイナホロスコープ」というのがあるのですが、前々からこの本の命宮の出し方に問題があるという指摘があります。 

紫微斗数は虚星を使うと思っていましたが、北派の紫微斗数では、太陽と木星は実星を使うそうで、 「チャイナホロスコープ」は問題はありますが、北派と南派ではこれほど違うということを気づかせてくれた意味で、大変興味深い本です。  


紫微斗数は流派でかなり内容の違いがあり、星の五行が異なったり、判断の仕方も異なります。

極めようとおもうと大変な分野ですが、それだけに興味が尽きないともいえます。

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