天地人の三盤
アリスベイリーの秘教占星学では三つのホロスコープを用います。
それ以外の体系でも天地人の三盤が活用されます。
例えば、九星でも、年盤、月盤、日盤、時盤それぞれに天地人の三盤があります。
さらに、紫微斗数のなかでも天地人の三盤はあります。
紫微斗数の天盤は、一番、主要な命盤です。
地盤は先天的なもの、根っこにあるものを表示しています。
人盤は変遷を見るものとされて使い分けている流派もあります。
時報文化出版の「紫微斗数講義」のなかに、以上の天地人の三盤の作成方法が開設されています。
日本の紫微斗数の書籍では、私が知っている範囲では、取り上げていなかったと思います。
どの体系においても、立体的に判断するために、一つの盤ではなく複数の盤を併せて判断するということがおこなわれています。
三つの盤は基準となる視点が異なりますので、その視点に合わせて、盤を作り直しているのです。
何を基準にするかということは極めて重要なことです。その技法がよりどころにする基準点がなんであるかを知ったうえでなければ、法則を当てはめることはできません。
西洋占星術でのよくある勘違いはプライマリーディレクションの考え方とセコンダリーディレクションの混同です。
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