書籍紹介:大気現象会 望月治講述 大阪講習会(午前の部)

『大気現象会 望月治講述 大阪講習会(午前の部)』

 1999年ごろの望月治先生の講義の記録です。 

講義の内容は、多岐にわたります。かなりなボリュームです。 


九星の暦は去年末ごろから今年の夏まで、万年暦によって、日の九星が異なっていますが、このことについてこの本の中でも、言及されています。 

序文の中で「日盤閏暦の九星閏盤の作り方は、大正15年~昭和3年にかけて、全国の占術家が大議論をした結果でありますが、戦後の第一人者の名前が、そのなかに見当たらず、国家間の大きな面での占術を、個人に置き換えてしまった結果であります。 

宇宙の運行を勉強して、十大惑星の動きを見れば、当然となる「こよみ」を、勝手に我流で、作り上げた結果が、今日の「こよみ」の混乱となったのであります。」 

以上のように書かれています。

現在起きている九星暦の差異は大正の終わりごろには、すでに結論は出ていた問題らしいのですが、天文のことをよく知らない人によって、作られた暦によって、現在の混乱が起きています。  


この本ではその他、伊勢や鞍馬と占星術との関連、気学的に吉方位を取る時の考え方の中にある危険性についても指摘しています。実例を挙げて解説し、どのように判断すればいいのかを詳しく解説しています。 さらに北斗七星、七曜、七つの惑星、宿曜経、「三白宝海」が示す九星の本来の吉凶についてなど、興味深い内容が多く、特に四盤掛けの使い方に参考になる書籍です。  


<九星暦のチェックポイント> 

手持ちの暦の日の九星が正しいかどうかは、以下のポイントを確認してください。 

2019年11月23日九紫火星 

2019年12月23日七赤金星 

2020年 1月22日一白水星


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