九星の暦のこと

九星の暦のこと 日の九星が、万年暦ごとに違っているという状況が去年から今年の夏まで続きます。 これはうるうをどのように入れるかという問題と関係します。日の九星は日家白星起例によって、日の九星を出します。そのときに地球が太陽の周りを公転する時間は天文現象ですので、夏至と冬至の時間は毎年異なった時間です。日の九星を決めるのは夏至と冬至の時間が重要なカギになります。

このときに九星前遠後 近置閏法を用いる場合があるのですが、これが本来は2019年12月の冬至がそれを用いるべきケースであったのですが、それを適用していない暦もあり混乱を生んでいます。 

九星を専門にしている人の中にも、九星はサイクル的に同じリズムでめぐっていると考えている人もいて 、それも混乱を生んでいます。 

九星前遠後近置閏法は大正の終わりぐらいに、議論の対象になっていたことがあるらしく、実際に適用すべき年について、文献が残されています。 

このことについては最近の書籍では望月治編干支九星万年暦の初めの部分で解説されていて、望月先生によると 2088年や2100年にも九星前遠後近置閏法の適用が必要とのことです。 


暦には、その成立の原理がありますので、まずはその原理を知るところがスタートです。万年暦に載っているから正しいということはありません。原理を知ったうえで、妥当性の検討、実際に日の九星が事象としてどのように出ているのかの検証が必要です。 

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