暦の話

暦の話 今月11月から12月にかけて、万年暦に載っている日の九星は、その万年暦の種類によって、異なることがあります。ネットの九星暦を見ていますと、本当のものとは異なっています。これはうるうをどのように入れるかという問題にかかわっています。 


このことについては、望月治先生が、「干支九星万年暦」(東洋書院)のなかで解説しています。望月治先生はこの暦を作るために、大変な労力をかけています。天文の基礎データを関係機関から集めたうえで、しっかりした暦法でもって、暦にしています。 


同じように閏月の入れ方によって、旧暦の月日が日本と台湾の暦で時々異なるということは知られています。旧暦の月日が異なると紫微斗数では命盤が異なってしまいます。 


暦の由来、どのような暦の方式であるのか、本当にその方式とその占術のシステムが合致しているのか。 そういったことは、基礎としてしっかり確認したほうがいいです。

建物の基礎部分の相当するものが占術では暦です。  


西洋でいえば、サイデリアル方式で成り立つことと、トロピカル方式で成り立つことは異なります。春分点自体が動いています。リターン図はどのポイントに回帰すると計算するのかで、差が出てきます。 基本に返って、使っている占術の暦の成り立っている根拠を確認することも大切なことです。 

コンピュータソフトで出てきたデータが正しいということは、保証できません。ロジックが間違っているコンピュータソフトはいくらでもあります。先日も星座ひとつ飛ばして、期間計算しているソフトがありました。暦という基礎部分をよく固めておく必要があります。    

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