ピラミッドと一弦琴
「交響するイコン」フラッドの神聖宇宙誌 ジョスリン・ゴドウィン著 平凡社発行
この本に一弦琴についての言及があります。
「一対の互いに貫き合う三角形あるいはピラミッドは、
互いに交差する光と闇の宇宙的、二元性を示す。
古代より音楽教育において使用されている一弦琴は、
地上から神にいたる存在の各「段階」
すなわち存在の連鎖の象徴である。」「交響するイコン」115ページ
象徴としての一弦琴について、以上の文章は言っています。そういう面もあるでしょうが、実際的に感覚を研ぎ澄ますために、一弦琴を用いているという面もあります。より精妙な音の要素を聞き分ける中で、人間の中のより精妙な感覚を呼び覚ますというのが、一弦琴を用いる意義です。
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