書籍紹介:「三体Ⅲ 死神永生」
三体シリーズ最終巻の「三体Ⅲ 死神永生」では、話のスケールがさらに大きくなって、 二次元化の危機や、さらにビッグクランチのことまで、出てきます。
作品の中で、地球に生命があたえた影響の大きさが語られる場面があるのですが、 宇宙そのものに生命・知的生命体が影響をあたえること、物理法則と「生命」との関係を 面白く描いています。
生命現象は物理法則の範囲内のはずですが、別の可能性が垣間見えるストーリーになっています。
最後に語られる宇宙での知的生命体の役割についての考察が興味深いです。
三体Ⅲのヒロインの視点の広さと高さ、責任感は宇宙に対しての知的生命体の役割の一つであるように描かれています。
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