エノク書では、「生命の樹」はエルサレムの東北にあることになっています。

エノク書には霊的なヴィジョンの中で「生命の樹」のある場所とエルサレムの位置関係が書かれています。ここでいうエルサレムはヴィジョンのなかのものです。 

中央にエルサレムがあって、エルサレムの東西南北の場所それぞれに何があるかについて書かれています。「生命の樹」のある場所は東北とされています。七つの山もあることになっています。 

エルサレムの東にあるものは、新しい可能性の発現に関するものが発生することが書かれています。 「生命の樹」のある場所が東北とされているのも、興味深いです。 


 これは、東洋の定位盤と感覚的に同じです。両方に歴史的なつながりはないはずです。この一致は人の感覚は、文化をこえて、共通するものがあることを示します。 

エルサレムの東には「善悪を知る智慧の樹」があるというのも象徴的です。 


 その後、エノクは四人の大天使が四方にいることに気が付きます。 


 エノク書は古いエチオピア言語で書かれた写本が残っているのですが、 イエスが生まれることは、エチオピアでも「神託」が当時あって、事前に知っていて、使者を送っていたという話がありますので、エチオピアには古くからの霊的な伝統があるようです。

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