三つの世界

人間の「外なる世界」と「内なる世界」という区分があり、さらに中間的な「人間の世界」という考え方があります。人間の中の内なるものの成長につれて、中間的なものが育ってきます。

「プラトン」がエピノミスで言おうとしたであろうアストロロジーが示す叡智は、これに関連した叡智を意識していたものと思われます。

以前の以下の記事はそういったことを意識したものです。 


 秘教占星学の歴史 3 (この記事は再録です) 

1930代初頭に、アリスベイリーは、その後、マスターDKからのインストラクションを受け取ることになる心理学者たちとともにオルガによって組織されたサマースクールの基調講演を行いました。それは秘教占星学の見地を非常によく表しているものでした。 

そのなかでメソコスモスが「地」の人類を表示するミクロコスモスと「天」来の聖なるもののマクロコスモスとを結びつける「存在の諸レベルの中間的で、伝達し受容する世界」であることが語られました。この領域は過去の哲学者が様々な名前で、呼んでいます。プラトンに連なる様々な思想家はこういったことを、繰り返し扱っています。「エピノミス」の一節にはそういった秘義の一端が記入されています。 人間と宇宙の三重の性質、これは個人のホロスコープ(天地人の三盤)における惑星の突き動かす力の占星学的な解釈の基礎になるものです。 この基調講演の後、共鳴する多くの占星学者と神秘学の実践者、心理学者などによって秘教占星学の研究が進められてきました。組織的にも各地で研究するグループが組織されました。

秘教占星学のホームページ

一般的な占星学から、秘教占星学まで、幅広く取り上げていきます。