スティリアノス・アテシュリス氏の著作に「シンボル・オブ・ライフ」というのがあります。

スティリアノス・アテシュリス氏の著作に「シンボル・オブ・ライフ」というのがあります。 

 スティリアノス・アテシュリス氏はよく過去世でこんなことしたとか、こんな出来事があったんだとかいうことを、まわりにいる人たちに、よく語っていたそうです。日本に来ていたそんなギリシャの追従者のひとりも過去世で、ある門前でのダスカロスとの出来事についてインナーサークルでよく語っていたそうです。

そんな世界があるんですね。 そんな背景が本書でもよく表れています。


スティリアノス・アテシュリス氏がエジプト時代の自分の過去世である人物を重点的に取り上げています。 「シンボル・オブ・ライフ」を独自の視点、特に過去の自分の行いにかかわるところを中心に取り上げています。

本来は「シンボル・オブ・ライフ」はエソテリックティーチングの中で重要な位置を占めるもので、人類の未来の進歩のために重要なものなのですが、本書では主に過去に力点が置かれています。 


 視点がかなり過去によったものになっているため本書ではエジプト時代で使われていた表現や そのときの状況を強く反映しています。 「シンボル・オブ・ライフ」は本来はもっとユニバーサルなものなのですが、限られた視界からはこのように見えるようです。

本来のもののパロディ版と言ってもいいようなものになっています。 何かのメタファーとして、読むべきものなのかもしれません。 


 「シンボル・オブ・ライフ」は本来カバラとかの流れとは異なるのですが、これに関連したなにかを読者の理解を試すための「試みの石」として意図的に忍ばしているという感触もあります。 


 以上のような、なかなか興味ぶかい本です。 

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