レヴィ-ストロース著『野生の思考』
レヴィ-ストロースが書いた『野生の思考』の第9章では、サルトルの言ったことを取り上げて、野生の思考とのちがいを論じています。
この著作から始まった哲学論争はサルトルが完敗してしまいます。
サルトルの哲学は、それなりに意味があるものなのですが、まだ狭い視野の中でしか有効でなく、野生の思考で取り上げている世界とは、次元的に異なっているために、その論争はサルトルの完敗になってしまいました。
この論争のあと、西洋の哲学は、向かう方向が大きく変わってしまいます。
そういうことがあったのと、野生の思考が与えた読者に与えた衝撃によって、とても重要な著作になっています。
私も話の中で、よくこの本を取り上げます。
とても参考になる本です。
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