過去の観念から判断することの危険性
量子力学に関する実験にKYKS実験というものがあります。
コペンハーゲン解釈では、観測によって、波の収縮が起こるという考え方がされますが、KYKS実験では、コペンハーゲン解釈を適用すると未来の選択が過去の現象に影響するというパラドックスが起きます。
このパラドックスは多世界解釈では起きないのです。コペンハーゲン解釈に無理があるということの一つの論点になっています。
この解釈の問題は、固定観念的な感性を、量子の世界に持ち込んだことにありそうです。
過去の観念から、判断する危険を示しています。
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