形而上学的、哲学的な世界は、単なる事実の全体としての世界を超えている
「形而上学的、哲学的な世界は、単なる事実の全体としての世界を超えている。
これらの問題は、まさしく理性という理念を含意している問題であるからこそ、事実としての世界を超えるのである。」 『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』フッサール著
単なる事実を列挙した近代科学からは、抜け落ちている部分があります。
理性でとらえ得る、その物事が持つ人間に対しての意味の視点がないというところをフッサールは指摘しています。
そういった視点で、学問のいくつかの分野を検討しています。そこから超越論的現象学に話をつなげています。
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