周易による占断の重要なポイント

易占で、易経の爻辞を用いるとき、参照するのは原文であるほうがいいです。 読みくだしや解説が載っている本は占断をゆがめやすいです。

そういった本は易学としては良い本なのでしょうが、 実際の易占には向きません。 あくまで、その占断のための読みが必要だからです。儒教的な考えに影響された定型的な解説は邪魔になります。 

周易はとても柔軟な考え方が要求されます。旧観念にとらわれていると見誤ります。 


 歴史的で儒教的な解釈が書いてある解説本はすでに時代に合わないです。実際の問題は、動いているからです。古典としての価値はあっても、今の時代とはずれたものです。 易経はもともと占筮のためにあるのが本来で、儒教の要素は後付けで入り込んだ考え方です。これについては西洋的な文献考証をした論文が近年発表されています。 


 昨日見ていたある人の流年運、月運はある技法では、易卦で表されるのですが、その卦を読むには、占われる対象の 今の状況、どんな問題なのかという、目の前の現場の状況に、よりそった解釈が必要になります。出た卦は、問題となっているその状況に沿った形で解釈することになります。

具体的には、風火家人の卦が出ていました。占的は病気の進行状況についてです。

通常であれば、「女性の従順である徳」と関連付けた解説がされる卦です。しかしこの場合は、病気の状況がどうなるかということに沿って解釈する必要があります。決め手となる言葉は易経の原文にたしかに含まれていました。

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