本の紹介 『意識はいつ生まれるのか』マルチェッロ・マスイミーニ、ジェリオ・トノーニ著

 「意識とは何か」ということについては、いろいろな人が述べていますが、本書は意識についてあつかった、脳の研究の興味深い解説書です。 

意識とは同に知ることというヨーロッパ系言葉の原義(イタリア語のコノシェーレは同じ語源)があるのです。主観的には確かに意識と呼ぶ状態があると認識できるのですが、これを科学的にとらえるのは、かなりの難問なのです。(日本語の「意識」は「識」に関する仏教用語の一つ) これを追求していき、一つの理論を本書では提示しています。 

神秘学では4段階の意識状態を言いますので、さらにこの本の主題を超えた範疇を扱うのですが、基礎としてこういった科学的な追及は大変参考になります。 

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