占星学と時代精神
ユングの「アイオーン」は春分点の移動と時代精神の現れを考察しています。
春分点は歳差により、移動をすることは、天文学的な現象として存在しています。
2000年前にはいわゆる星座としてのうお座に春分点があるので、魚のシンボルとその時代の精神史との関連性をユングは考察しています。
ユングは心の問題として、アストロロジーを扱いました。
一方、神秘学としては「命」と現象との関連で考えます。
神秘学講座で扱う「命そのもの」と「現象としての命」の展開はまったく次元が異なります。
「命そのもの」のなかには次元という観念も存在していませんが、命の現象としての現れには、物理的な次元や時空が関連してきます。
現在のパーソナリティは物理次元のなかに存在していて、先ほどの時代精神が存在する次元に生きています。
最近の科学では、意識、こころ、生命の現象の問題は量子とかかわるという研究が出始めているのは興味深いです。
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