アラン・オーケンの「魂中心の占星術」

以前、日本では、アラン・オーケンの「魂中心の占星術」というものが、秘教占星術であるということを信じた人たちがいました。「魂中心の占星術」にはアリスベイリーの本にあるアイデアや七光線という言葉が使われていましたので、それでアリスベイリーと関係があるという勘違いのもと、勉強会を開き、自分たちの教義を作り上げていきました。あちこちから切り貼りして観念体系を作っていき、差別化していきました。基本的には自分たち以外の占星術は(仏教的に言うと)「小乗」であるというような態度になっていきました。 

しかしアラン・オーケンの「魂中心の占星術」にはまだ未発見の惑星の位置まで、ホロスコープに記入されていて、さらにその惑星のサインの位置による意味の違いまで解説しているというかなりのトンデモ本でした。  

その信者の人たちは、アリスベイリーの秘教占星学やホワイトマジックに書いてある天地人の三つのホロスコープについては、アラン・オーケンの著作に書いていないという理由で否定していました。自分たちが知らないこと、教義以外のことは、誤りであるというかなり短絡的な思考です。 アリスベイリーの「未完の自叙伝」の背後関係がよくわかっていなかったようです。 

信心をもとにした熱狂もいいですが、しっかりした理性と判断力を失ってはいけないです。 一つ一つ検証していく姿勢が必要であるとおもいます。 

アラン・オーケンの「魂中心の占星術」は現在では問題にもされないものです。アリスベイリーの秘教占星学については、いまでもしっかりした研究が進められて実践されています。 

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