神智学的な占星学の特徴
洋の東西を問わず、密教の中には占星学の技法が様々な形で伝えられてきました。
今回は、そういった流れの中の神智学的な占星術の講座を行います。
神智学的な占星学については、何人かのアストロロジャーがいますが、特にアリスベイリーの「秘教占星学」で伝えられた内容について扱います。
アリスベイリーの著作「秘教占星学」は、ただ読んだだけでは、具体的なチャートに反映した技法としては、適用できません。通読しただけでは、ほとんど理解できない内容です。
秘教占星学にのっている内容は元となる素材となる原理の一部とヒントを与えているので、それを具体的な形に再構成する必要があるからです。
秘教占星学はアリス・ベイリーが伝えたDK大師の説明によると以下の特徴があります。
1.エネルギーレベルの異なった三つのチャート(ホロスコープ)を検討すること
2.三つのチャート(ホロスコープ)を相互に重ね合わせて、判断すること
3.パーソナリティのチャート以外にもチャートが存在すること
4.サインごとの通常のルーラー以外に、存在のレベルに応じた別のルーラーの対応があること
アリスベイリーが存命中のころから、心ある人々が連携し、アリスベイリーが伝えるメッセージを研究、実践する人々があらわれました。
そのなかから「秘教占星学」について旧観念・旧思想にとらわれずに新しい視点で研究し実例にあたり、検証していく人々が現れました。
1980年代末あたりから西欧ではこの研究成果を学ぶ潮流が始まっています。
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